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[ケース12]25歳男性:外科矯正

顎変形症の患者さんで、外科矯正治療に不安を持ちながらも来院されたケースです。

院長より

顎の骨は歯列の「土台」となっています。この「土台」の範囲内でしか歯を動かすことができないので、「土台」の位置関係のずれが著しい顎変形症では、歯の矯正のみで、噛み合わせをきちんと治すことが困難です。

そのため顎変形症では、顎骨の手術を併用して矯正治療を行う必要があります(=外科矯正)。外科矯正では、顎骨の手術によって上下の歯列の位置関係を合わせると同時に、顔貌骨格のバランスの改善も得られることとなります。

逆に、顎変形症を無理に非外科の方針で矯正とした場合、治療期間が長引きやすいばかりか、噛み合わせの確率も難しくなります。また、土台となる骨に対し、著しく無理な位置まで歯の移動を行うと歯周病的なリスクなども高まります。

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