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目黒川沿い / 目黒区青葉台
ご相談内容1
ご相談内容
はじめまして。
11歳の男子のことでご相談します。
矯正歯科でレントゲンを撮り、横方向に向って埋没している歯があるため、そこ上の乳歯を抜く前にリンガルアーチをすることを勧められました。リンガルアーチをしないと 隣の臼歯が倒れてスペースがなくなるそうです。
やはり、リンガルアーチは必要でしょうか?リンガルアーチをしなくても、埋没している歯は抜歯で縦方向に生えてこないものでしょうか?
値段の安い床矯正はできないでしょうか?お返事よろしくお願いします。
当院の回答
メールのお問い合わせでは正確な現状が把握できませんので、一般的な内容での回答とさせていただきます。
お問い合わせの状況から推測いたしますに、現担当医の先生のご意見は合理的と思います。
乳歯には、後継永久歯が生えるための場所をキープするための“スペーサー”としての役割もあるので、永久歯が生える前に、乳歯が抜けたスペースが喪失すると、歯の生える場所が足りなくなり、でこぼこなど、歯列不正の問題を生じる可能性が高まります。
リンガルアーチをして、スペースを維持できたとしても、横向きに埋まっている永久歯がうまく生えてこない可能性もあります。成長期のお子様の矯正治療では、できるだけ将来を予測しながら、今後の歯の生え変わりや、成長発育の様子などにあわせて、タイミングよく治療をおこなうようにしていくのが肝要なのではないかと思います。
また矯正治療では、治療の目的にあわせて着脱式の床矯正装置だけでなく固定式のものも含め、さまざまな矯正装置を使います。お問い合わせの、床矯正装置であれば安価ということではありません。治療の目標や方法、それに対する費用の設定のしかたは、医療施設や担当医によってことなります。治療費用のご心配はお察しいたしますが、成長期の子どもの矯正治療では、短期的な視点ではむしろ無駄を生じる場合もあり、将来に向けてどのような見込みなのか、という点を担当医としっかりお話しください。
今回のお問い合わせでは、先述の通り担当医の先生のお話が合理的と感じられましたので、そのように回答させていただきましたが、第三者である私の立場では、正確な状況が把握できませんし、一般論的な回答しかできませんので、現在の担当医ときちんとお話し合いをされてください。
※他医療施設での治療やお話の内容についてのご質問やお問い合わせは、第三者の立場からは責任ある回答が不可能ですので、現在当院では回答を控えております。予めご了承ください。