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目黒川沿い / 目黒区青葉台
ご相談内容3
ご相談内容
ご質問させていただきます。
私は顎変形症で左顎が長く左右非対称なのが気になっています。
そこで以下のことをお聞きしたいのですが、
- 保険適用で治療できる顎変形症は必ず外科手術をしなければならないのでしょうか?
- 保険適用となる基準などはありますでしょうか?(滑舌の悪さ、噛み合せの悪さ、顎がカクカク鳴る等)
宜しくお願い致します。
当院の回答
顎変形症の外科矯正治療では、健康保険適用での治療が可能です。
顎骨の手術を併用した矯正治療を「外科矯正」といいますが(厚生労働大臣の指定する先天性疾患を除き)外科矯正に限り、健康保険の適用が可能です。
すなわち、顎骨の手術は、健康保険適用での矯正治療の絶対条件であり、手術がおこなわれなければ健康保険の適用にはなりません。
不正咬合の状況が、「上下顎骨の位置関係などが骨格的に著しくずれているために、矯正治療をおこなうにあたり、手術を併用しなければ噛み合わせをきちんと治せない」場合に限って外科矯正の適用となります。
上下顎骨の骨格的な問題により、上下歯列の位置関係も著しくずれている、ということが、外科矯正適用(=健康保険適用)の判断基準です。滑舌が悪い、噛み合わせが悪い、顎が鳴る、などの臨床症状は、外科矯正が適用と判断する直接の理由にはなりません。歯科矯正治療をするために手術が必要かどうか、という点が要点ですので、例えば、顔貌に非対称の要因があっても、歯科矯正治療には顎骨の手術を必要としない状況であれば、外科矯正の適用とはなりません。
顎変形症の可能性のある不正咬合では、治療方針の問題と健康保険の問題が混在するため、患者さまにとって複雑になりやすいのですが、根本的には、それぞれの患者さまに適切な治療方針で矯正治療をすることがもっとも重要です。その治療方針が、手術も必要という場合には健康保険が適用できる、とご理解ください。