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歯並びのでこぼこ(叢生)

症例:歯並びのでこぼこ(叢生)
非抜歯、表側の矯正装置で治療

叢生非抜歯症例初診時正面

叢生非抜歯症例初診時上顎咬合面

叢生非抜歯症例初診時下顎咬合面

治療開始前
特に上顎で、歯が生えるスペースが不足しているため、歯並びにでこぼこがあります。
上顎の左右側切歯(2番目の前歯)が内側にずれると同時に、犬歯は外側にはみ出しています。
このケースでは、でこぼこの程度など、不正咬合の状況が比較的軽度で、なおかつ歯列の拡大が可能な不正咬合でしたので、非抜歯の方針で歯列矯正をおこないました。

叢生非抜歯症例矯正治療中正面

叢生非抜歯症例矯正治療中右側面

叢生非抜歯症例矯正治療中左側面

治療中
矯正治療中で、 上下の歯に矯正装置(ブラケットとアーチワイヤー)が装着されています。
前歯の部分には白色のブラケットを用いています。また、上顎のワイヤーはロジウムコーティングされたホワイトワイヤーです。下顎のワイヤーと比較する色味の違いがわかりやすいと思います。

叢生非抜歯症例矯正治療中正面

叢生非抜歯症例矯正治療後上顎咬合面

叢生非抜歯症例矯正治療後下顎咬合面

保定観察開始時(動的治療終了)
歯を動かす治療を終了し、矯正装置を撤去したところです。
患者さまの矯正治療に非常に良く協力してくださいましたので、とても円滑に治療が進みました。一般的な治療期間として1年半程度の治療期間を目標に進めていましたが、不正咬合の程度が軽度で、抜歯を要しなかった事などもあり、1年弱で非常に短期で動的治療を終了できたケースです。
(矯正治療にかかる期間は、不正咬合の状況、治療の方針、患者さまの協力度、通院状況など、さまざまな要因により異なりますので、予めご理解ください)

矯正治療開始前の口元

矯正治療終了時の口元

治療前後の口元の比較
(左:治療前、右:治療後)
矯正治療前は、八重歯が上唇の邪魔になっていましたが、でこぼこが解消した事により、スマイルの際の口角のあがり方など、口唇の動きがよくなりました。笑ったときに見える歯の面積も大きくなり、スマイルが明るくなりました。

※実際の矯正治療では、それぞれの患者さまの不正咬合の状態にあわせた治療をおこないます。そのため、矯正治療の方法、経過、期間、治療結果などは、患者さまにより異なります。ひとつの事例として参考にしてください。

主訴:歯並びのでこぼこ
診断名あるいは症状:叢生
年齢:17歳
治療に用いた主な装置:マルチブラケット装置
抜歯部位:なし
治療期間:11か月+保定
治療費概算(自費):約97万円
リスク副作用:
個人差はありますが、初めて装置を付けた時は疼痛や圧迫感などが生じます。
リテーナーを使用しないと後戻りがあります。
治療前後の比較で稀に歯根吸収が見られることがあります。
稀に歯が癒着していた場合、動かないことがあります。
不正咬合の状況により、歯肉退縮やブラックトライアングルが見られる場合があります。

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